ホームページでは「IT導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」の4つを活用することで、費用を大幅に抑えた形で制作を行うことが可能です。
しかし、これらの補助金に関して、「いくらもらえるのか？」「締め切りはいつまでなのか？」など疑問を持つ方も多くいらっしゃいます。
今回の記事では、ホームページ制作に活用できる各補助金の対象者やスケジュール、補助額などを解説していきます。

ホームページ制作に活用可能な補助金・助成金とは？

ホームページ制作に活用可能な補助金や助成金は、ホームページを制作する際に各補助金・助成金の要件を満たすことでもらえる補助金のことです。
こちらで活用できる補助金や助成金は主に以下の4つになります。

・IT導入補助金

・小規模事業者持続化補助金

・事業者持続化補助金

・ものづくり補助金

補助金・助成金一覧

・IT導入補助金（通常枠：A類型）

補助額：30万～150万円未満 / 補助率：対象経費の1/2以内

・小規模事業者持続化補助金（通常枠）

補助額：50万円まで / 補助率：対象経費の2/3以内

・事業再構築補助金（通常枠）

補助額：100万～8,000万円 / 補助率：対象経費の2/3もしくは1/2

・ものづくり補助金

補助額：100万～1,250万円 / 補助率：対象経費の1/2もしくは2/3

ホームページ制作に活用できる補助金：IT導入補助金

IT導入補助金は、事業者が生産性の向上や業務の効率化をはかるために、ITツールを導入する際に適用される補助金です。
補助率は経費の1/2、最大450万円が補助されます。こちらの補助金を活用することで実質1/2の費用でITツールの導入が可能になります。

・対象ITツール

セキュリティ / PCやプリンター、スキャナー等の複合機器 / POSレジ / 券売機 / ソフトウェア / 拡張機能　等...

ホームページ制作に活用できる補助金：小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が販路開拓や拡大、業務の効率化をはかって、事業を持続し発展させるために活用できる補助金です。
一般的には商工会議所や商工会が主体となり、小規模事業者と一体になってサポートしていくものになります。
小規模事業者持続化補助金に似ている「持続化給付金」と混同されるケースが多々ありますが、こちらは全くの別物になっています。

・補助対象経費科目

広報費 / 開発費 / 設備処分費 / 委託・外注費 / 機械装置等費 / ウェブサイト関連費　等...

ホームページ制作に活用できる補助金：事業再構築補助金

事業再構築補助金は、コロナ時代の経済社会の変化等に対応するため、中小企業の事業再構築を目的とした補助金です。
新分野展開や事業転換、業種転換など事業の再構築に意欲を有する中小企業等の支援をし、日本国内に本社を有する中小企業や中堅企業が対象です。

・補助対象経費科目

機械装置・システム構築費 / 外注費 / 広告宣伝・販売促進費 / 研修費 / 技術導入費　等...

ホームページ制作に活用できる補助金：ものづくり補助金

ものづくり補助金は、小規模事業者や中小企業が、働き方改革等を目的に開発や設備投資を行う際に活用できる補助金です。
こちらの補助金でホームページを制作を行う場合は、決済機能の実装や相談窓口の設置など、高機能なホームページを制作し、生産性の向上に直接関わるホームページであることが条件になります。

・補助対象経費科目

機械装置・システム構築費 / 技術導入費 / クラウドサービス利用費 / 外注費 / 原材料費　等...

補助金・助成金を活用する場合の注意点

・申請しても審査に落ちる可能性がある

補助金や助成金には一定の採択率や予算が決まっており、申請の手続きをしても審査に落ちるケースもあります。
また、申請しても各補助金・助成金の要件を満たしていない場合には、受け取ることができないため、注意する必要があります。

・申請書類の作成に手間がかかる

書類作成にはさまざまな添付書類が必要なため、締め切り間際に準備を行う場合、書類の不備などで審査が通らないケースも考えられますので注意が必要です。

・補助金は原則、後払い受け取り

補助金や助成金は交付が採択されてから給付まで、一時的に費用を全額立て替えて支払う必要があります。
事業報告等を経てから給付となるので、一旦手元に資金を用意する必要があります。

ホームページ制作にかかる費用の相場

ホームページ制作の相場は80万～100万円が相場になっています。
しかし、制作するホームページの規模や実装するシステムなどにより費用は大きく変動します。
例えばLP（ランディングページ）などの場合、弊社では8万円～承っております。
その他ホームページ制作も幅広く対応しているため、補助金や助成金の活用に関わらず、お気軽にご相談下さい。

まとめ

今回は、代表的な補助金や助成金の補助額や補助率を解説しました。
これらは、ホームページ制作はもちろん、それら以外の用途にも活用できますので、自身にあったものを選ぶことが重要です。