column2023/07/17
情報社会に求められるITリテラシーって何?
ITリテラシーとは
情報社会の発展に伴い、よく耳にするITリテラシーという言葉ですが、具体的に詳しくわからないといった方も多いのではないでしょうか。
リテラシーとは「ある分野に関しての知識の深さ、使いこなす力」を指す言葉として使われます。
従って、ITリテラシーとはスマートフォンやパソコンなどのIT機器やSNS、インターネットなどの情報ツールに対する理解度を表します。
インターネットが普及していく一方で誤った情報の拡散や詐欺なども増え、ウイルスにより個人情報が流出してしまうトラブルも増えています。
そんな中で企業や個人を問わず必要不可欠なスキルがITリテラシーになっていますので、今回はこちらを解説していきます。
ITリテラシー 3つの要素
・情報基礎リテラシー
情報を正しく判断し、適切に扱う為の能力を指します。
インターネットの普及により誰もが多くの情報を簡単に集める事が可能になった現代だからこそ、情報を精査し見極め、その情報を活用する力が問われています。
情報基礎リテラシー自体はIT技術を使いこなすためのスキルそのものではありませんが、トラブルに巻き込まれたりしないために大切です。
・コンピュータリテラシー
コンピュータリテラシーはパソコンやWord、Excelの操作に関するスキルを指します。
例えばキーボードのショートカットキーなど基本的なスキルをはじめ、アプリケーションソフトの操作もコンピュータリテラシーに含まれます。
職業によっては、求められないスキルであったり、求められるレベルは大幅に異なりますが、身に付けておくことで役立つスキルも多くあります。
・ネットワークリテラシー
こちらはネットワークやセキュリティに関する技術的な知識や理解力に関するリテラシーです。
企業などでは機密情報や個人情報を外部へ流出させないためのセキュリティに関する取り組みなども含まれますが、各個人においてもSNSの使い方を誤り、大切な情報を漏らさないための知識が求められます。
ITリテラシーを高めるメリット
先述したITリテラシーの3つの要素に関する知識を高めることで、膨大なインターネット上の情報から正しい情報を取捨選択し、必要な情報を収集することができるスキルが身につく事や、万が一の際には、第三者へ個人情報が漏れるリスクを減らしたりする事が可能です。
他にもパソコンを使用した業務の効率アップにも繋がり、時間短縮や生産性の向上も見込めます。
ITリテラシーが低いとどうなる?様々な危険性について
ITリテラシーが低い場合、インターネット上の膨大な情報の中で、フェイクニュースや誤情報に惑わされ、本当に必要な情報を収集する事ができなくなってしまいます。
また、正しい情報を見極めるスキルが低いと巧妙な詐欺などに遭ってしまう危険性も高まります。
コンピュータリテラシーを高めると作業効率化が見込める一方で、低い場合は思ったような作業を行えず、大幅に時間を要してしまうケースも考えられます。
まとめ
今回はITリテラシーについて解説しました。
業務においてパソコンやインターネットに少しでも関わる方はもちろん、個人においても身を守る大切なスキルであると言えます。
ITリテラシーに不安のある場合などは、資格や検定の勉強を行う、実際にブログやWebサイトを運用するなど、実際に触れてみることで仕組みなどの理解も高まり、リスクを回避する力も身に付ける事に期待できるでしょう。